韓国語学習の第一歩:何から勉強したらいい?

アンニョンハセヨ! 東京・京王線「府中駅」徒歩7分のチョ先生の韓国語教室、講師のチョです。
韓国ドラマやK-POPの影響で韓国語学習に興味を持つ方が増えていますね。私の周りでも、「韓国語を勉強してみたい」という声を聞くことが、以前に比べて本当に多くなりました。
さて、初めて韓国語を勉強するときに、何からどんな順番で進めるのが良いでしょうか。今回は、これから韓国語を学びたいという方に向けて、効果的な学習ステップについて説明します。
1. まずはハングルを覚えましょう
韓国語学習の第一歩は「ハングルの読み方」です。
ハングルは一見複雑に見えますが、実はとても合理的な仕組みになっています。母音と子音を組み合わせて一つの文字を作る表音文字で、基本母音は10個、基本子音は14個あります。日本語のひらがなやカタカナ・漢字と比べると、覚える文字数はずっと少ないので、ルールを理解すれば比較的短期間で読めるようになります。
ちなみに、フリガナ付きの学習書も多く出版されていますが、カタカナ表記だけに頼って勉強するのはおすすめしません。なぜかというと、韓国語には日本語にない発音が多く、カタカナでは正確に表せないことが多々あるからです。また、韓国の街中の看板や飲食店のメニュー、K-POPグループのSNS投稿などにはフリガナが付いていませんよね。せっかく勉強しているのに、いざ実践の場で文字が読めないのはもったいないと思います。
ですので、まず最初の段階でハングルをしっかり覚え、読めるようになりましょう。
2. 発音の基礎固めをしましょう
韓国語には日本語にない発音がたくさんあります。発音が一つ違うだけで、ネイティブに通じないこともあるため、正しい発音ができるように基礎固めをしましょう。
例えば、母音の「ㅓ」と「ㅗ」はカタカナで書くとどちらも「オ」になりますし、「ㅜ」と「ㅡ」はどちらも「ウ」と表記されますが、韓国語では全く異なる発音です。
また、韓国語の子音には「平音」「激音」「濃音」があり、それぞれ異なる発音の仕方をします。
- 平音:息を普通に出して発音
- 激音:息を強く出して発音
- 濃音:喉を詰まらせて発音
さらに、ハングルの「パッチム(받침)」と呼ばれる終声子音や、発音変化のルールも重要です。
そして、正しい発音を身につけるには、実際に声に出して練習することが何よりも大事です。
3. 簡単なあいさつや基本表現を覚えましょう
次に、日常でよく使うあいさつや基本表現を覚えましょう。例えば、
- 네.(ネ)=はい
- 아니요.(アニヨ)=いいえ
- 안녕하세요.(アンニョンハセヨ)=こんにちは
- 반갑습니다.(パンガプスムニダ)=お会いできてうれしいです
- 감사합니다.(カムサハムニダ)=ありがとうございます
文字で覚えるだけでなく、実際に声に出して練習することが大切です。音声を聞きながら繰り返し練習しましょう。
4. 日本語との共通点を活かして基本文法を学ぼう
韓国語と日本語は文法の仕組みが似ているため、日本語ネイティブにとって学びやすい言語だと言われます。例えば、次のような共通点があります。
- 語順が同じ:「主語+目的語+動詞」
- 例:「私は韓国語を勉強します」→「저는 한국어를 공부합니다」
- 助詞の存在:「~は」「~が」「~を」「~に」など、それぞれに対応する助詞がある
- 動詞や形容詞の活用(現在形・過去形・連体形など)がある
ただし、学習が進むにつれて日本語とは異なる部分も出てきます。まずは初級の文法を一つひとつ学び、しっかりと理解しましょう。
5. 単語を少しずつ増やしていこう
発音や文法を学びながら、単語の数を増やしていきましょう。テキストに出てくる単語だけでなく、身近なもの(食べ物、日常生活、趣味など)から覚えると、定着しやすくなります。
例えば、
- 밥(ご飯)
- 회사(会社)
- 친구(友達)
- 최애(推し)
- 팬미팅(ファンミーティング)
- 음악 방송(音楽番組)
ノートに書くだけでなく、スマホの辞書アプリを活用したり、メモに単語を書いて目に付く場所に貼るのも効果的です。
6. 無理なく続けられる環境を作ろう
語学学習は継続が大切です。以下の方法で、無理なく勉強を続けましょう。
① 勉強のペースを作る
日常の中で勉強時間を確保し、習慣化するのが理想的です(これが一番難しいかもしれませんが…)。
- 平日は30分~1時間
- 週末は1~2時間
など、自分のペースで学習計画を立てましょう。
② スキマ時間を活用する
忙しい方は、通勤時間や家事の合間に韓国語音声を聞いたり、単語をチェックしたりするのもおすすめです。短時間でも毎日韓国語に触れれば必ず学習の効果があります。
③ 趣味を活かす
ずっと勉強モードでは疲れてしまいますよね。そんなときは、好きな韓国ドラマやK-POPを楽しみながら、セリフや歌詞に出てくる単語やフレーズを覚えたりすると、飽きずに勉強を続けられます。
④ 韓国語教室のレッスンを受ける
韓国語教室では、正しい発音や文法を学びながら会話練習ができ、分からないことはその場で講師に質問できます。また、グループレッスンなら同じクラスの仲間と励まし合えて、継続のモチベーションになります。
さいごに
まとめると、韓国語学習を始める際は、
- ハングルを覚える
- 発音の基礎固めをする
- 基本フレーズを習得する
- 文法を学ぶ
- 単語を増やす
- 継続できる環境を作る
という順番で進めていきましょう。
チョ先生の韓国語教室では、ハングルの読み方からスタートして、あいさつ・発音・文法などをじっくりと学んでいきます。定期的なレッスンに通うことで勉強ペースも作りやすく、学習方法に迷ったときには相談いただくこともできます。興味を持った方はぜひレッスンの案内もご覧ください。
コツコツと学習を続ければ、韓国語が聞き取れるようになったり、実際に使えるようになっていきます。ぜひ楽しみながら、一歩ずつ進んでいきましょう!

